冬の結露や湿気による屋根裏トラブル!カビ・腐食を防ぐ方法とは

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冬の結露や湿気による屋根裏トラブル!カビ・腐食を防ぐ方法とは

2025年11月19日

屋根裏は窓と同様に結露が生じやすい箇所です。
特に冬は、室内の暖かい空気が屋根裏に溜まる一方で、断熱性の低い屋根裏に冷たい空気が下りてきて、結露が発生しやすい環境になります。
これを防ぐためには、屋根裏の断熱性を高めると共に、換気を良くして湿気を外に出しやすい環境にすることが大切です。

結露が生じやすい箇所とは?

結露は、暖かい空気と冷たい空気が接触する面で生じます。
代表的なのが窓です。
真冬の時期、室内で暖房を使うと、単板ガラスのサッシ周辺は、結露が発生してしまいます。
窓の結露を防ぐためには、ペアガラスなどの断熱性の高い窓に交換したり、内窓を設置して、空気層を設けるといった対策が有効です。
つまり、窓の断熱性を高めることによって、結露の発生を抑えることができるわけです。

屋根裏も結露が生じやすい?

建物全体では、屋根裏が最も結露が生じやすい条件を満たした箇所になります。
暖かい空気は、上へ上がり、冷たい空気は下に溜まるという性質があります。
そのため、暖かい空気は、建物の中で最も高い部分である屋根裏に溜まるわけです。
一方、屋根の表面は、上空からの寒気が降りてきて、冷やされやすい箇所です。
特に夜間は冷え込みが厳しくなる一方で、屋根裏内部は、昼間に温められた空気が溜まるため、結露が生じやすい環境になります。

屋根裏の結露とは?

屋根裏に断熱材が全くない状態だと、結露が生じやすくなります。
例えば、屋根材の下地板である野地板が、屋根裏で丸見えになっている場合は、全く断熱していないことになります。
この状態は、単板ガラスをはめ込んであるだけなのと同じ状態になるため、結露が発生しやすくなります。
ガラスと違い、木材は結露してしまうと、拭き取ることができず、ジメジメした状態になってしまいます。
この状態を放置した場合は、木材にカビが発生しやすくなりますし、腐食したりして、屋根や建物の強度が低下してしまうこともあります。
また、室内天井の裏側部分が石膏ボード1枚だけだと、断熱性はほぼなく、室内の暖かい空気が屋根裏にどんどん溜まり、結露がさらに発生しやすくなります。

屋根裏の結露と雨漏りの見分け方

屋根裏の結露は、雨漏りと違い、勢いよく水滴が垂れることはまれですが、屋根裏が濡れている場合、結露なのか、雨漏りなのか判断が難しいこともあります。結露と雨漏りの見分け方を紹介します

結露の場合

屋根裏に結露が生じるのは多くの場合、冬の時期です。
冬になれば屋根裏に水滴が生じているというのであれば、結露が原因ということになります。
水滴が滴ったとしても、勢いよく流れてくることはありません。
また、一箇所だけでなく、屋根裏全体が湿っているはずです。
つまり、屋根裏が広い範囲で湿っている場合は、結露の可能性が高くなります。

屋根裏の結露を放置した場合は、広い範囲でカビが発生します。
一箇所にまとまるのではなく、広い範囲でカビが発生している場合も、結露が原因である可能性が高いです。

雨漏りの場合

雨漏りの場合は、季節に関係なく、雨が降ったときのみ生じるのが一般的です。特に、大雨のときや台風の際に雨漏りがひどくなるでしょう。
水滴が勢いよく垂れるのも特徴です。
また、屋根裏全体が水浸しになっているケースは少なく、屋根の隅や壁などの一部分だけで水滴が垂れることがほとんどです。
室内側のクロスなどへのダメージも天井の隅などの部分的なもので、天井全体に広がることは少ないです。

屋根裏の結露を放置することのリスク

屋根裏の結露は、雨漏りのように、室内側で勢いよく水滴が滴るわけではないことから、そもそも、発生していることに気づいていないことも少なくありません。
しかし、屋根裏の結露を放置すると、屋根や建物全体に大きなダメージを与えかねませんし、カビの発生などにより健康被害も生じてしまいます。
屋根裏の結露を放置することのリスクを詳しく紹介します。

✅屋根裏の木材が腐食する

木造住宅に使われている木材は、強度が高く長持ちするものがほとんどです。しかし、木材の強度を保つためには、乾燥した状態を保つことが重要です。
木材は長期間湿った状況下に置かれると、木材腐朽菌が発生しやすくなります。
木材腐朽菌は、30℃程度の温度、木材の含水率が20%以上空気に触れているという環境で発生しやすくなります。
屋根裏は、湿気と熱が溜まりやすい環境にあることから、特に、木材腐朽菌が発生しやすい環境にあると言えます。

屋根裏の木材が腐食してしまうと、屋根の強度が低下するなど、建物の構造に大きな影響を及ぼしてしまいます。

✅シロアリの被害に遭いやすくなる

屋根裏の木材が湿った状態になると、シロアリを寄せ付けやすくなります。
シロアリは地面から登ってくるので、屋根まで到達するようでは、階下の柱や梁、壁にも大きな被害が生じていることになります。
建物全体の強度が著しく低下してしまいます。

✅カビが発生しやすくなる

屋根裏の木材が湿った状態になると、屋根裏全体にカビが発生しやすくなります。
雨漏りによるカビは部分的に生じるのに対して、結露が原因の場合は、幅広い範囲で生じてしまいます。
室内の天井にもカビが生じて見た目が悪いだけでなく、カビの感染、カビ毒による中毒やアレルギーなどの健康被害の原因にもなります。

屋根裏の結露を防ぐには?

屋根裏の結露を防ぐための対策は2つあります。
一つは、屋根裏の断熱性を高めること。
もう一つは、屋根裏に溜まった湿気を逃がせるようにすることです。
一つ一つ確認しましょう。

屋根裏の断熱性を高める

屋根裏の結露を防ぐためには、天井断熱と屋根断熱により、屋根裏部分の断熱性を高めることがポイントです。

天井断熱とは、室内天井の裏側部分に断熱材を敷くことです。
室内で暖房器具を使っている場合、温かい空気は上に溜まります。天井が石膏ボード1枚だけのペラペラの板では、温まった空気が天井から屋根裏へ逃げてしまいます。
これでは暖房効率が悪いですし、屋根裏に結露が生じやすくなってしまいます。
そこで、天井裏部分に断熱材を敷いて、暖かい空気を屋根裏に逃さないようにすることが有効な対策になります。

屋根断熱とは、屋根の下地である野地板の裏側に断熱材を張り巡らせることです。
天井断熱と比べると、施工面積が増え、施工方法も複雑になるため、コストが高めです。
ただ、屋根断熱にした場合は、屋根裏の空間を屋根裏部屋などとして活用できるようになります。

屋根裏に溜まった湿気を逃がせるようにする

屋根裏に溜まった湿気を逃がすには、屋根裏に空気の通り道である「通気層」を設けることがポイントです。
通気層は、屋根裏への空気の取り込み口である「換気口」と空気が外に出ていく「換気棟」を設けることによって作ります。

「換気口」は、屋根の出っ張り部分に十分な広さの軒がある場合は、軒裏の部分に設置することができます。
軒が狭い場合は、屋根裏の壁に穴を開けて、換気口を設置する方法もあります。
換気口が東西南北と、空気がうまく通り抜ける形で設置されている場合は、それだけでも十分な換気が可能になります。

「換気棟」は、屋根の棟部分に設置された空気を排出するための穴です。
棟部分の屋根の下地板に隙間を設けておき、棟部分に、「換気棟」と呼ばれる特別な建材を設けます。
換気棟が設けられている屋根は、外から屋根を見上げても棟部分が少し変わった形をしているのですぐに分かるはずです。

その他の屋根裏の結露対策

屋根裏の断熱性を高める工事や通気層を設ける工事は、大工工事を伴う大掛かりな工事になるため、なかなか行うことができないこともあるでしょう。
そのような場合は、屋根工事により対策することも一つの方法です。

屋根や外壁に断熱塗料を塗装する

今では、塗料にも様々な性能があり、屋根や外壁に塗装することにより、断熱性を高めることができる断熱塗料もあります。
屋根裏内部での断熱工事と合わせて、屋根材にも断熱塗料を塗装することにより、屋根裏の断熱性がより高まります。

屋根カバー工法で屋根工事をする

屋根カバー工法とは、既存の屋根材に防水シート(ルーフィング)を敷き、その上に屋根材を施工するという屋根工事方法です。
屋根材の葺き替え工事の代わりに行う工事で、屋根の下地がしっかりしていて、化粧スレートなどの軽量な屋根の場合に選択できます。
本来は、屋根材の劣化への対策工事ですが、既存の屋根の上に屋根を被せる形になることから、屋根の断熱性が高まるという特徴もあります。
基本的に室内での工事は必要ないため、大掛かりな工事は避けたい場合に有効な選択肢になります。

まずは屋根裏の点検をご検討ください

屋根裏に結露が生じているかどうかは、一般の方が屋根裏を覗いて見るだけでは判断が難しいものです。
また、屋根裏は人が上がって良い部分と、ダメな部分があり、それを知らずに天井に上がってしまうと、天井が抜けるなどの落下事故が発生し、大変危険です。
屋根裏に結露が生じているのか心配な方は、専門の工事業者に依頼して点検してもらってください。

まとめ

屋根裏は特に冬場に結露が発生しやすいことから、対策が必要です。
屋根裏の断熱性を高めて、通気層を設けることで、結露の発生を抑えることができます。
まずは、屋根裏が結露しやすい状態になっているのかどうか、専門業者に点検を依頼してください。
大和瓦工業は、大阪府守口市を中心に、大阪府全域の屋根修理と雨漏り修理を承っています。
屋根裏の結露対策の工事も承っていますので、まずはご相談ください。

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