雨漏りから起こる二次被害とは

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屋根の豆知識

雨漏りから起こる二次被害とは

2023年6月2日

雨漏りは壁や天井、壁紙が濡れる等の目に見える一次被害からその後、腐食やカビ、シロアリの発生などの後発的な症状も発生します。今回は代表的な雨漏りの二次被害をご紹介します。
雨漏りを発見したら放置せずできるだけ早く対応することをおすすめします。

一次被害とは

雨漏りの一次被害とは建物内部への雨水の侵入を指します。これは主に外壁や屋根の劣化や破損が原因で発生します。

二次被害とは

雨漏りの二次被害は一次被害が原因で建物にさまざまな問題が発生します。
一次被害を見つけたときにはすでに二次被害が起こっている事も多く注意が必要です。二次被害が進行すると最悪の場合、建物が倒壊する危険性もあります。

雨漏りの一次被害について

雨漏りの一次被害の症状としては屋根や外壁に起こるひび割れ、ズレ、剥がれなどが主な原因となります。これらのトラブルは、経年劣化や災害、施工ミスなどにより起こります。
また、雨仕舞と呼ばれる施工が不完全で、防水性能を十分に発揮できない場合、建物に水が流れてしまう事があります。

雨漏りの二次被害について

■腐食
雨漏りや雨染みが確認できる場合は、壁内や柱、床下などにも水が侵入している可能性があり、そのまま放置すると木材が湿気の影響で腐食してしまいます。

■カビの発生
カビは高温多湿の環境を好み、壁紙の裏などにも発生します。また、シックハウス症候群などの健康被害を引き起こしてしまう可能性があるのがカビの厄介な性質です。

■シロアリの発生
シロアリは湿った木材を好むため、雨水が侵入している建物はシロアリにとって最適な環境です。シロアリが発生すると、家の木材が食べられてしまい気付いたときには壁や柱がスカスカになっていることもあります。

■家財の損害
雨漏りはお家の家具や電化製品にも被害を及ぼします。ソファーやテーブルが濡れて使用できなくなると新しいものを購入する必要があるため費用がかさみます。
さらに、パソコンなどに入っている重要なデータや紙の書類などを損失する可能性もあり、金銭的な負担だけでなく精神的なダメージも考慮する必要があります。

■漏電、電化製品の故障、感電、火災
雨漏りによりブレーカーやコンセントが濡れると漏電する危険があります。また、強い電流によって感電や火災が起こり人命に関わる重大な事故につながる可能性もあります。

シミやカビ臭には注意!

シミは天井や壁に現れ建物内部に雨水が侵入している証拠です。しかし、この段階で気づいたとしても木材の腐食やシロアリの発生などの被害が既に起きている可能性があります。

また、カビが発生している場合特有の臭いを感じることがあります。カビは建物の見た目は大きく変わらない為発見が遅れる事があります。
通常よりカビ臭がすると感じたら雨漏りが起きている可能性があるので注意しましょう。

二次被害が進むと修繕費が高額に

雨漏りは外壁や屋根の劣化だけでなく、建物内部にまで影響を及ぼす可能性があるため、雨漏りの原因となる部分だけでなく建物内部の修繕も必要となることがあります。

二次被害が進行すると修繕する箇所が増え、結果的に修繕費が高額になります。
さらに、家財の破損や健康被害などから生じる事も考えられるため症状を発見したら放置をせずに早めの対応をしましょう。

雨漏りに関するよくあるご質問

Q. 雨が降っていないのに天井にシミができました。雨漏りが原因でしょうか?
A. 前回の雨がいつだったかにもよりますが、雨漏り以外にも配管からの漏水が原因となることもあります。

Q. 台風で瓦がずれて雨漏りしました。自分で瓦の位置を戻せばいいでしょうか?
A. 表面から見て瓦がずれているだけに思えても、屋根の下地にもダメージがある可能性があります。ご自身で判断しないで、一度専門業者に調査してもらいましょう。

Q. 火災保険を使って屋根の雨漏りの修理はできますか?
A. はい、台風や暴風雨・突風など「風災」による屋根の破損があった場合は火災保険の適用を受けられる可能性があります。
ただし、保険の適用には条件がありますので保険契約内容をよく確認してください。

Q. 2階建ての1階天井にシミができました。雨漏りでしょうか?
A. 雨漏りは屋根からだけではありません。
窓枠の防水や壁のシーリングが劣化して雨水が浸入することもあります。また、長期にわたって壁の内部を伝って1階天井にシミとして現れるケースもあります。

Q. 雨が降っていないのに天井にシミができました。雨漏りが原因でしょうか?
A. 前回の雨がいつだったかにもよりますが、雨漏り以外にも配管からの漏水が原因となることもあります。

まとめ

雨漏りは原因がわかりにくい事が多々あります。DIYで対応できるような説明の記事もありますがあくまでも応急処置として考えておくほうが良いかと思います。
本格的な修理は専門の業者に依頼することをおすすめします。
大和瓦工業では雨漏り修理も行っております。気になる症状がある方は是非ご相談ください。

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