2022年10月1日
天窓は屋根から自然光を採り入れることができ、日当たりの悪い家だけでなく日当たりが良い家でもよく採用されています。
しかし明るさや開放感が得られる一方で、雨漏りしやすいという一面もあります。
天窓のメリットやデメリット、雨漏りの原因やメンテナンス方法などをご紹介します。
天窓は屋根から採光できるため、南側に高い建物が建っていても明かりが採りやすくなります。特に都市部などの住宅密集地や近くにマンションが建っているなど採光環境が悪い時には最適です。
日が当たりにくい北側の部屋ではなおさらです。当然室内は明るくなりますし、隣地の目線なども気にならず、開放感もあります。
冬は暖かい光を採り入れることで、天窓がない家より暖かく過ごすこともできます。暖房など光熱費の節約にもなるでしょう。
また、外観の見た目にも屋根に立体感が出るなど視覚的な効果もあります。
嵌め殺しではなく開閉できるタイプの天窓であれば、家の上方部まで含めて換気することができます。熱がこもらず、すばやく熱気を排出して新しい空気を取り込み、エアコンを効率よく運転することができます。
天窓を設置すると、雨漏りのリスクは上がります。なぜなら、天窓は屋根の勾配流れの途中に設置されるため、屋根に落ちて流れる雨水を妨げる格好になるからです。
施工時に防水シートを重ね、窓枠にも入念にコーキングを施すなど、下地まで雨水が浸入しないようにしますので、設置当初は問題ありません。
しかし年数が経つとそれらの資材が劣化し、特に水上側には落ち葉などの障害物が溜まりやすく、雨水が停滞することで排水がスムーズにできず雨漏りにつながり、同時に劣化が進みます。
ガラスとアルミ枠を密着しているパッキンにも劣化が生じます。
夏は日差しが入ることで屋内の温度が上がりやすく、断熱機能も下がるので冷房効率も落ちます。太陽の角度によっては眩しすぎるほど屋内が明るくなります。
また、椅子や脚立に乗って届くほどの高さ以上に設置されていることが多いため、掃除ができません。小さい虫やホコリが溜まります。
天窓は、常に外部に曝されていて、屋根と同じ劣化条件ですので、普通の壁面の窓・サッシより厳しい環境のためそれだけ劣化も早くなります。
設置条件や仕様・寸法にもよりますが、10年以上経つと雨漏りや劣化が生じると考えた方がいいでしょう。
目安としては10年程度で一度点検し、溜まったゴミなどを除去し、劣化したコーキングやパッキンなどを打ち直し、できれば防水シートを張り替えましょう。場合によっては、天窓自体を交換することもありえます。
特に開閉できるタイプは故障を起こしやすいです。また、10年使ってみてもし必要がないと感じるようであれば、天窓そのものを撤去してフラットな屋根面に工事してもいいでしょう。
雨漏りや不具合が発生していなくても、天窓の製品寿命が20年から25年程度と考えると、その前に取り替えたほうがいいでしょう。屋根の塗り替えや葺き替えをちょうど20年から25年ごろに施工することが多いため、そのタイミングで同時に天窓を取り替えることができます。
屋根だけでなく外壁やベランダの防水・塗装工事も併せてメンテナンスしてはいかがでしょうか。
仮設足場などの費用を考えればなるべく同時に施工したいところです。もちろん、取り替えずに天窓をなくして屋根にしてしまう選択もできます。
天窓のメリット・デメリット、さらにメンテナンスについて解説してきました。天窓が必要かどうかは、リスクとリターンのバランスになりそうです。メリットとデメリットについては、細かいことを書き出すとまだまだあります。
雨の音が響く可能性とか、結露が出るなど、設置方法や条件により変わってくることもあります。
メンテナンスでは、たとえば近隣に大きな樹木がある場合、落ち葉や枝などが溜まりやすくなります。その場合は通常よりこまめに清掃が必要です。
もし近隣に大きな樹木がなくても、雨樋に落ち葉が溜まるようであれば天窓にも溜まっています。適切なメンテナンスを業者と相談しましょう。
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