和瓦と洋瓦の違いとは?デザイン性・機能性・メンテナンス性を比較

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和瓦と洋瓦の違いとは?デザイン性・機能性・メンテナンス性を比較

2026年1月22日

瓦には、和瓦と洋瓦という2つの種類があります。
和瓦は日本の伝統的な瓦、洋瓦は西洋から入ってきた瓦です。
この二つの瓦は、性能面では大きな違いはありませんが、デザインは大きく異なっています。
この記事では、和瓦と洋瓦の違いについて解説します。

和瓦と洋瓦とは?

瓦と言うと、日本独特の伝統的な屋根材というイメージがあるかもしれません。
しかし、瓦は日本だけのものではなく、西洋の建築物でも利用されています。
西洋で使われている瓦のことを洋瓦と言います。
日本でも、江戸時代末期に洋風の建物が建てられるようになり、洋瓦が利用されるようになりました。
現在でも、洋風の家を建てる際は、洋瓦が好んで使われることがあります。

和瓦と洋瓦の違いとは?

和瓦と洋瓦は機能面で大きな違いはありません。
どちらも粘土を焼いて作られるもので、屋根材の中では耐久性が特に高いのが特徴です。
耐用年数はどちらも50年程度あるので、適切なメンテナンスを行えば、屋根を長く維持することができます。

和瓦と洋瓦の種類

和瓦と洋瓦は、それぞれ様々な種類があります。まず、和瓦から見ていきましょう。

✅和瓦の主な種類

釉薬瓦:ガラス質の釉薬を表面に施した瓦です。つやのある外観で、長年にわたり、美観を維持することができます。
いぶし瓦:いぶしたような外観の瓦です。純和風の住宅で用いられることが多いです。

また、産地としては次の3つが日本三大瓦とされています。
三州瓦:愛知県西三河地方で生産されている瓦です。最も生産量が多い瓦です。
石州瓦:島根県の石見地方で生産されている瓦です。焼成温度が1200℃以上と高いため凍害に強いのが特徴です。
淡路瓦:兵庫県淡路地方で生産されている瓦です。いぶし瓦に適した瓦です。

✅洋瓦の主な種類

洋瓦は、形状により主にF型、S型、M型の3種類に分けることができます。

F型:Flat(平ら)な瓦のことです。厚みのある化粧スレートのような外観になります。
S型:S字型のカーブを持つ洋瓦のことです。日本の伝統的な本葺き瓦に似た外見になります。
M型:波形の形状が特徴的な瓦です。和瓦にはない特徴的な外観の屋根に仕上げることができます。

和瓦と洋瓦のデザインの違い

和瓦と洋瓦はデザインが大きく異なります。
まず、和瓦はデザインがそれほど多くありません。色は落ち着いた色のものがほとんどです。一方、洋瓦は様々な形状があり、色も鮮やかなものもあります。

✔和瓦のデザイン

和瓦のデザインは大きく分けると、本瓦葺きと桟瓦葺きの2種類に分けることができます。
本瓦葺きとは、神社、寺院、城郭などで用いられることが多い形状で、丸瓦と平瓦という2種類の瓦を用いて屋根を構成します。丸瓦が大きく盛り上がっているのが特徴です。
一方、桟瓦葺きとは、一般的に広く普及している瓦屋根のことです。J形瓦屋根と呼ばれることもあります。

✔和瓦の色

和瓦の色は、銀色やいぶし色などの黒っぽい色のものがほとんどです。
釉薬瓦ならば様々な色を出すこともできますが、それほどバリエーションはありません。また、瓦の色は統一するのが一般的です。

✔洋瓦のデザイン

洋瓦のデザインは、先に紹介したように、F型、S型、M型の3種類があります。
この3種類の中から、お住まいのイメージに近いものを選ぶことができます。

✔洋瓦の色

洋瓦は、赤色、黄色、茶色、アイボリーなど、明るくあたたかみのある色が多いのが特徴です。
さらに、単色の瓦で敷くとは限らず、あえて様々な色の瓦を組み合わせて敷くことがあります。これを「混ぜ葺き」といいます。

和瓦と洋瓦の機能性・メリット

粘土瓦であれば、和瓦と洋瓦どちらでも機能性に大きな違いはありません。

断熱性が高い

瓦屋根は、化粧スレートや金属屋根と比較すると分厚いです。
その厚みにより、太陽からの熱気を遮断することができます。夏場は室内が熱くなりにくいわけです。
さらに、瓦屋根と野地板の間には、隙間が設けられています。
この空気層があるおかげで、瓦が熱くなっても、その熱気が屋根の内側まで伝わりにくい構造になっています。

遮音性が高い

瓦屋根は、遮音性が高い屋根材です。
化粧スレートや金属屋根の場合は、薄いため、外からの騒音が屋根を通して伝わりやすくなりますし、室内の音も外に漏れやすくなります。
一方、瓦屋根の場合は重みと厚みにより、音が遮断されやすくなります。

さらに、大雨の日は、特に金属屋根の場合、雨音が気になってしまうことがありますが、瓦屋根の場合は、雨音が響くことはありません。

デザイン性が優れている

化粧スレートや金属屋根の場合、色については自由度が高いですが、形状は基本的にフラットなものしかありません。
それに対して、瓦屋根の場合は、様々なデザインのものが用意されているのが大きな特徴です。
一般的な和瓦の他、洋瓦も選択することができます。

和瓦と洋瓦のデメリット

和瓦と洋瓦は、どちらも瓦屋根なので、瓦屋根特有のデメリットがあります。

屋根が重くなる

和瓦と洋瓦はどちらも、素材自体に重量があり、化粧スレートや金属屋根に比べると重量のある屋根になります。
そのため、屋根の上に太陽光発電システムを設置する場合などは、よく検討する必要があります。

耐震性が弱い

和瓦と洋瓦はどちらも重量があるため、屋根が重くなります。屋根が重いと、地震の際に建物に負担がかかることから、耐震面で弱い構造になります。
もっとも、瓦屋根だと、必ず地震で倒壊すると決まっているわけではありません。筋交いや耐力壁をバランスよく設置して、金具で止めるなど、耐震性補強工事を行っていれば、十分な耐震性を維持することができます。

施工費用が高額である

和瓦と洋瓦は化粧スレートや金属屋根と比較すると施工費用が高額になりがちです。
化粧スレートや金属屋根の施工工事と比べると、工事に手間がかかる上、熟練した職人が必要になるためです。

和瓦と洋瓦のメンテナンス

和瓦と洋瓦は、どちらも耐用年数が50年近くもありますが、50年の間、全くメンテナンスが必要ないわけではありません。

漆喰のメンテナンス

和瓦と洋瓦はどちらも、棟瓦の部分を中心に隙間が設けられています。
この隙間部分には、漆喰が詰められています。
漆喰は、隙間から雨水が浸入するのを防ぐとともに、棟瓦の土台の役割を果たしています。
そのため、漆喰が剥がれた場合は、雨水が浸入して雨漏りの原因となりますし、棟瓦が歪む原因にもなります。
漆喰の寿命は20年程度なので、新築時から約20年経過している場合は、点検してもらいましょう。

瓦が割れたり欠けることがある

瓦は頑丈なので、滅多に割れたり、欠けたりしませんが、それでも物がぶつかったりすると割れてしまうことがあります。また、凍害などにより割れることもあります。
瓦が割れてしまうとその隙間から雨水が浸入して雨漏りの原因になるため、交換が必要です。
瓦の場合、部分的な交換も可能なので、他の屋根材と比べてメンテナンスしやすいと言えます。

瓦がずれることがある

瓦は地震や強風の被害によりズレてしまうことがあります。瓦にズレがあると、その隙間から雨水が浸入するため、補修工事を行う必要があります。
ただ、部分的に修理することもできるのでメンテナンス性が高いと言えます。

板金部分の補修

和瓦や洋瓦を使っていても、板金が使われている部分もあります。
例えば、外壁と屋根の境目部分には、水切り板金、屋根と屋根がぶつかり合い谷になる部分には、谷板金が用いられています。
こうした板金は、ガルバリウム鋼板のような錆に強い金属が用いられていますが、全く錆ないわけではありません。
錆が生じてしまうと、いずれ、穴が空いて、雨漏りの原因になってしまうことがあります。
そのため、定期的に点検して、異常が確認されたら補修工事が必要です。

防水シート(ルーフィング)の寿命

和瓦や洋瓦の下、野地板の上には防水シート(ルーフィング)が張り巡られています。
防水シートは、文字通り、雨水が浸入することを防ぐ役割を果たしています。
和瓦や洋瓦は、それ自体、防水性能が高いですが、全く隙間がないわけでありません。ある程度の雨水が浸入することは想定されており、それでも、防水シートが敷かれているため、室内への雨漏りには繋がらないようになっています。
逆に言えば、防水シートが劣化して、防水性が失われてしまうと雨漏りが発生しやすくなります。

防水シート(ルーフィング)の耐用年数は、10年から20年程度なのが一般的です。
そのため、新築時から約20年経過している場合は、防水シートの交換が必要です。
この際は、瓦を一旦全部外す必要があるため、瓦の葺き替え工事、または葺き直し工事が必要になります。

まとめ

和瓦と洋瓦の違いについて解説しました。
和瓦と洋瓦は性能面で大きな違いはありませんが、デザインは大きく異なります。また、どちらの瓦を選んでもメンテナンスは必要です。
大和瓦工業は、大阪府守口市を中心に、大阪府全域の屋根工事や修理を承っています。
和瓦と洋瓦のどちらが良いのか、その他にお客様のお宅に合う屋根材はないのか? など、迷っている方は、お気軽にご相談ください。

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