2021年12月3日
先日、奈良県生駒市にて行った瓦屋根補修工事の様子をお届けいたします。
屋根は常に雨風などの自然にさらされているため、しっかり固定していても経年と共に固定の力が弱まってしまい、瓦がズレてしまいます。瓦がズレると中の土に雨が当たり、土が膨張し、漆喰を押し出してしまいます。すると、土が流れ出て棟が崩れてしまうのです。
和瓦等の陶器瓦自体は50年以上もつ優れた屋根材ですが、これはメンテナンスが不要という意味ではありません。
棟の構造上、棟のメンテナンスは必須となります。
棟瓦の補修には、「シルガード」という漆喰を使っていきます。シルガードは、フノリの煮汁に消石灰・骨材・着色剤・防水材・繊維・水分を混ぜ合わせたもので、粘土が含まれていないため割れにくく、頑丈な建材です。
今回は、黒色のシルガードを使用しました。最初は黒色ですが水分がなくなることで主成分が滲み出し、白色に代わっていきます。
また、本来土と漆喰を使い分ける施工ですがシルガードですとこれのみで施工が可能ですので、工期も短縮することが可能です。
日を改めて、仕上げの施工を行いましたらこれにて完工です。
この度は、大和瓦工業にご依頼いただき誠にありがとうございました!
大阪府の屋根修理は大和瓦工業にお任せください!
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