カーポートからも雨漏りは起こる?対策やメンテナンス方法について解説

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カーポートからも雨漏りは起こる?対策やメンテナンス方法について解説

2024年6月24日

「カーポート」とはその名前の通りに車をとめておくことができるスペースです。
戸建て住宅などで建物の前部分や横部分に設置されることが多く、種類も柱が1本のものや2本のもの、横から支えるものや後ろから支えるものなどさまざまです。
車を直接雨風に当たることを防いでくれるものですが、このカーポートで雨漏りが起きるという場合もあります。
そこでここではカーポートの雨漏り対策やメンテナンス方法などについて紹介していきたいと思います。

自然現象などで一時的に雨漏りが起きる場合もある

カーポートが劣化や破損をしていなかったとしてもその時の自然現象が原因で一時的に雨漏りが起きたり、雨漏りのような現象が発生するという場合もあります。
そこでまずは一時的に雨漏りが起きる現象について紹介していきます。

台風などの際に強風で水が逆流する

カーポートの屋根は自然に水が流れていくように傾斜がついていることが多いのですが、こうした屋根が正常な状態であったとしても台風などの強風の際に水が逆流してしまうことがあります。
本来水が流れていくべき方向とは反対に水が流れてしまうことで水が溢れてしまい、雨漏りが発生する場合があります。
この場合はあくまで一時的な雨漏りですので、天気がおさまれば解決することが多くなっています。

結露が発生している

結露の場合は厳密に言えば雨漏りではなく、雨漏りのような症状が出るというものです。
「結露」とは冬場の建物の外は寒い、中は暖かいという時に部屋内の空気中の水分が冷やされた窓ガラスに当たって水滴ができるという現象です。
あくまでも水滴ができるものですので雨漏りとは言えないのですが、外気温が低い冬場などは大量の水分が発生することもあります。
カーポートで結露が発生すると水滴が多く出るために雨漏りのような現象が起きる場合があります。

劣化や破損などが原因で起きる雨漏りとは

一時的なものではなく、どこかの部位が劣化や破損していることによってカーポートで雨漏りが起きている場合には補修工事や交換工事が必要となる場合もあります。
ここではそういった雨漏りについて紹介していきます。

カーポートの屋根が劣化している、破損している

カーポートの屋根の素材によっては屋根部分が破損しやすいということもあります。
台風など強風の際に飛来物があって、飛んできたものがカーポートの屋根に当たることで穴が開いたり、破損してしまったりすることがあります。
また、強風によって屋根の一部が剥がれてしまったりしまうこともあります。
飛来物が当たったり、強風で剥がれてしまうことによって屋根が破損してしまうとそこから雨漏りが発生してしまうことがあるのです。
また、屋根が長期間の使用によって単純に経年劣化するということもあります。
屋根部分が経年劣化することによって破損したりし始めると、そこから雨漏りが発生していくこともあります。

雨樋部分にゴミや落ち葉が詰まっている、雨樋が破損している

雨樋とは本来屋根の端部分に設置されている部位で、屋根に降った雨水を適切に外部に排出していくための設備です。
「軒樋」と呼ばれる雨樋で横方向にまとめて流していき、「集水器」で水を集めて、「竪樋」で縦方向に流していって地上や排水口などに水を排出していきます。
雨樋が適切に機能することで雨水を外壁部分などにかけないように外部に排出することができるのです。
こういった雨樋はカーポートの屋根部分にも設置されています。
カーポートにも屋根が設置されているため、屋根に降った雨を集めて外部に排出するのです。
ただ、雨樋はゴミや落ち葉によって詰まってしまう場合があります。
雨樋に落ち葉などが詰まってしまうと水が適切に流れていかずに雨樋から溢れてしまったりして雨漏りの原因となります。
また、雨樋部分が経年劣化していくこともあります。
雨樋がプラスチック素材などでできている場合は劣化することで破損してしまう、触れるとボロボロと崩れてしまうということがあります。
こうして雨樋が劣化、破損していくと雨漏りにつながることが多くなっています。

▷雨樋も雨漏りの原因に?劣化症状と修理方法について

コーキングの劣化

コーキングとは屋根や外壁にも多く使われている建材になります。
使用感はゴムのような素材のもので、建材同士の隙間などを埋めたり、結合部分で使用されたりしています。
どの部分においても非常に重要な役割を果たしているコーキングですが、コーキングは10年ほどで劣化していきます。
コーキングが経年劣化すると縮んできたり、乾燥してボロボロと崩れてきます。
このようにコーキングが劣化してくるとその隙間から水が侵入して雨漏りが発生してきますので、コーキングを打ち直しなどの補修メンテナンスを行うこととなります。

カーポートのメンテナンス方法について

カーポートで雨漏りを発生させずに正常で健全な状態に保っていくためには定期的にメンテナンスを行っていく必要があります。
ここではカーポートのメンテナンス方法について紹介していきます。

雨水に濡れたままにしない

カーポートに降った雨水は放置していれば乾きそうなものですが、こうして放置しているとその雨水が原因となって「錆び」「塩害」などの原因となります。
特にカーポートの柱部分が錆びによって腐食が進んでしまうと柱の耐久性が低下してしまうため、少しの衝撃で柱が折れてしまう、屋根が破損してしまうことにつながります。
錆びにならないようにするために、雨が降った際には柔らかいタオルなどで屋根や柱を丁寧に拭き取ると良いでしょう。
特に海が近い地域では塩害が起こりやすいため、雨が降った後に放置していると劣化するのが早くなってしまいます。

屋根に雪が積もったままにしない

こちらは雨ではなく、雪が降った場合の対処法です。
雪が多く降る地域ではカーポートの屋根に雪が積もったままにしておくと、その重さによって屋根が傷む柱にも負担がかかるということがあります。
屋根や柱に大きな負担がかかると屋根や柱が変形してしまったり破損してしまうことがあります。
雪が大量に屋根部分に積もった状態のままにしないように適切に雪かき、雪おろしをすることが重要と言えます。
特に簡易的な作りのカーポートの場合は屋根や柱の耐久性が低いため、雪の重さには要注意です。

雨樋の掃除は定期的に行う

カーポートの雨樋部分に落ち葉やゴミが溜まっていると、それらが詰まって水が流れないようになってしまう可能性があります。
雨樋で落ち葉などが詰まって水が流れない、溢れるという状態になると水が適切な流れで排出されずにあちこちにかかってしまい、錆びの原因にもなりますし雨漏りへもつながります。
それを防ぐためにはカーポートの雨樋にある落ち葉やゴミなどを定期的に掃除していくことが重要です。
雨樋にゴミがある時に無理やりホースの水などで流そうとすると余計に詰まってしまうため、手作業でゴミを取り除いて雑巾などで綺麗に拭き取ることをおすすめします。

ビスが緩んでいないか、釘が抜けかけていないかを確認する

カーポートのさまざまな部位でビスや釘を使って固定がされています。
これらのビスは簡単には緩まないようになっていますが、台風が直撃した時や長期間放置していた時などはビスが緩んでしまっていることもあります。
また、釘についても錆びてしまうことで固定力が弱くなっているということもあります。
ビスや釘が緩んでくるとそこから雨水が侵入して錆びや雨漏りの原因となってしまうため、固定力を維持していくためにも定期的にビスや釘についても確認しておきましょう。

カーポートのメンテナンスをする際に注意する点、具体的な方法とは

カーポートのメンテナンスを適切な方法で定期的に行っていくことは雨漏りを防ぐためにも重要なことなのですが、実際にメンテナンスを行う際には注意しなければならないポイントもあります。
ここではカーポートのメンテナンスをする際に注意する点や具体的な方法について紹介していきます。

カーポートの屋根には上らないこと

建物の屋根の場合も同じことが言えるのですが、素人が屋根に上って作業をするのは落下の危険性があるため非常に危険な行為です。
カーポートの屋根は建物の屋根ほどの高さはありませんが、それでも落下するとケガをする高さです。
また、そもそもカーポートの屋根は人が上って作業ができるほどの強度はありません。
建物の屋根材ほどの強度がないために屋根を破損させて人が落下してしまう危険性がありますので、絶対にカーポートの屋根に上って作業をすることは避けましょう。

拭き取る際は柔らかいスポンジやタオルを使用すること

カーポートは素材が繊細なものでできているために硬いブラシでこすったりすることによって細かい傷がついてしまうことがあります。
柱や屋根に細かい傷がついてしまうと、そこから水分が浸食して錆びてしまったりカビが繁殖することがあります。
そうなると柱や屋根の劣化が進んでしまうため、傷がつかないように柔らかいスポンジやタオルを使用することが重要です。

素材に合った洗剤を使い、流す際には真水で流す

カーポートを掃除する際には素材に合った洗剤を使わなければいけません。
例えばアルミ製の素材のカーポートを酸性やアルカリ性の洗剤で掃除すると錆びが発生してしまいます。
アルミ製のカーポートの場合は中性洗剤を使用しなければいけません。
このように素材に合わせた洗剤を使用しなければならないのです。
また、それらを流すのは普通の水道水よりも真水を使用するのがおすすめです。

まとめ

カーポートは大事な自動車を雨風から守ってくれる設備ですが、それほど耐久性が高いものではないため劣化すると雨漏りが発生する場合があります。
定期的にメンテナンスを行うことで正常な状態を維持できるため、適切にメンテナンスを行っていきましょう。

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